2005年09月09日

カナダの小学校C〜表彰式から分かる、日本とカナダの教育方針の違い〜

長女の学校に送りに行くと、先生が
「あさって表彰式があって、あなたの娘さんが表彰されることになっている。ぜひ見に来てく ださい」
と言われた。

「何の表彰exclamation&question
と尋ねてみたら、
「いろんな子が表彰されるんだけど、娘さんが何のカテゴリーで表彰されるか今、手元に紙がなくてわからない」
とのことたらーっ(汗)

子供に聞いてみたが、特別な何かをしたわけでもなさそう。
exclamation&question』気分で当日出かけてみると…。

体育館に、全校生徒が集まって座っていたexclamation
驚くことに、全校生徒と同じくらい大人が集合していた目
カメラやビデオを片手に父親や母親が、そして、祖父母・親戚総動員で来ているビッグファミリーも少なくなかったexclamation×2
表彰される子の親だけに通達されているのに、その大人の数に圧倒されたあせあせ(飛び散る汗)

案内のプリントを見ると、「アート」「体育」「科学」というわかりやすいカテゴリーから、「リーダーシップ」「就学姿勢」「市民権」などわかりにくいというか、こじつけexclamation&questionという感じのカテゴリもあったあせあせ(飛び散る汗)

長女が転校した新しい学校は、キンダーから小学3年生までの小規模な分校。
全校生徒はおそらく150人程度。
小さな学校だからできる企画でもあると感じた。
当日表彰されたのは、20名程度。

ちなみに長女が表彰されたのは、「アート」。
そのサブタイトルが、
長い時間をかけて、イメージを膨らませ素敵な作品を創り出す
であった。
まったくそのとおりで、長女は人一倍、取りかかるのも、作成するのも時間がかかる。
それを時間内にしなくてはいけないからと「早くやりなさい」「遅いっ」と言われることなく「時間をかけていいんだよ、今のままでいいんだよ。とても素晴らしいアート
作品を生み出しているんだから

とやさしく見守ってくれている教育姿勢を垣間見ることができ、涙もうやだ〜(悲しい顔)が出るほど嬉しかった。

式が終わったあと、副校長に聞いてみたら(副校長といえども、かなりフレンドリーで、お友達感覚で気軽に声をかけられるのも日本とは大違い)
年3回、このセレモニーがあるというかわいい
つまり、どの生徒も在校中に1度や2度はなんらかで表彰されるのであろうと思われる。
改めて感心させられたぴかぴか(新しい)

このセレモニーのいいところは、

1.「○○であなたは優れている」と言われることによって自己実現ができること。
2.その表彰にウソがないこと(こじつけであってもその子の優れた部分の表彰である)。
3.誰もにチャンスがあること。
4どんな子にも何か優れたものがあると、本人・すべての生徒にわからせること。
5.親と学校の結びつきをより強くし、ともに歩む姿勢になれること。
6.人前(舞台)に立つことを誇りに思い、堂々と表彰されることに慣れること。

などが考えられる。

日本人は、よく自己表現下手だといわれる
それは日本人特有の生まれ持ったものなんだろうかexclamation&question
逆に例えばこのカナダで生まれた人は、生まれつきその能力を持っているのかexclamation&question

もちろん人それぞれなので一くくりでは表現できないが、前述の例でもわかるように、
個を大事にし、1人1人にチャンスを与え、そして自信を持たせていく
という教育方針(家庭内でも)の中で育ったからだと思う。
改めて、カナダの小学校教育のすばらしさを実感させられた1日であった。

ただし、カナダの教育方針が100%よいとはいいません。なぜなら…、何の根拠もなく自信だけはたっぷりの人ってのもたまに見かけるから(笑)。
posted by カナダ留学 & ワーホリ アシストチーム  ☆Editorial Director☆ at 02:25| バンクーバー ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カルチャーギャップカナダの小学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カナダの小学校A〜子供のクラスへのボランティア参加〜

カナダでは、担任の先生によりますが、多くのクラス(特に低学年)で、子供のクラスへの親のボランティア参加が盛んに行われています。
驚くことは、お父さんの参加も少なくないことです(ボランティアだけでなく、学校の送り迎えもお父さんがいっぱい)あせあせ(飛び散る汗)

担任がボランティアの必要な日を、教室の外に張り出し、親たちは自分の都合のよい日を選んで名前を記入するという方式を取っています。
他のクラスも廊下に張り出してあるところを見ると、同様にしていると思われます。

親たちは、競うように自分の名前を記入していますexclamation
やはり自分の子供が他の子供達とどう関わっているのか、先生の教え方はどうかなど、気になる親が多いのでしょうexclamation

長女のクラス担任は、「自分でやる・する」というのを授業の基本に据えているようで、ボランティアといっても、あまりお手伝いをすることはありません。
どちらかというと、雑用係という感じですいい気分(温泉)
子供達と直接関われないのは、少し淋しいもうやだ〜(悲しい顔)ですが、教室全体を客観的に見ることができるという点ではとてもいいですパンチ

いろいろビックリすることはありますが、一番驚くことは、時間割がないことです。
子供の集中力が続くのが30分(いや、大人でも30分が一番効率よく集中力が続く時間、と本で読んだことがある)。
それをうまく利用しているなと感心しましたexclamation

何をするにも、まずはカーペットに子供達を集めます。
今から何をするか先生が説明します。
子供達は、「カーペットに集まる=今までと違う何かをするんだな」とわかっています。
みんなで声を出して、音読することもあれば、先生の朗読のときもあります。
数字の書き方や日記を書くこともあります。

どんなときも、何か違うことをするときは、必ずカーペットに座らせ、先生の方を向かせるようにしています。
それが、早くて10分間隔、長くて30分間隔です。
先生が説明をしたあとに、もう一度、おさらいの説明という感じで、
「今から、何をしますか?」とか
「そして、わからなかったらどうしたらいいのかな?」とか
「○○をしてもいいですか?」
「何か質問がある人」
と必ず尋ねます耳
これで、十分理解できなかった子も確認できるわけです目

しかし、笑ってしまうのが、あれだけ説明して、席についたのに、席につくなり
「Mrs.○○!(当たり前だけど、○○先生とは呼ばない)」
と手を挙げる子の多いこと多いことダッシュ(走り出すさま)
ほんと、聞いてたのexclamation&question
と疑がってしまいますたらーっ(汗)
それに対して、生徒が生徒に教えるという行動もほとんどありません。
「わからないときは先生に聞きなさい」
という忠告をしているからでしょう。
生徒の人数に関わらず(長女のクラスは22名)、
「生徒が先生と一対一でつながっているんだ」
と感じ取ることができますぴかぴか(新しい)

雑用だけではなく、たまには授業にも参加させてもらえます。
たとえば、生徒達のレベルチェック(母音や子音で読めるものと読めないものを一人ずつチェックする)、日記を書く際、わからない単語のスペルを教える、プリントをする際、どのようにしていいかわからないという子に、やり方を説明する、など。

しかし、先ほど書いたように、先生はなるべく本人に考えさせ、本人がするという姿勢を大事にされているので、余計な口は挟まず、生徒が「わからない」と聞いてきたときにのみ答えではなくヒントを与えるようにしています。

日本とは大分違いますね〜晴れ
posted by カナダ留学 & ワーホリ アシストチーム  ☆Editorial Director☆ at 00:04| バンクーバー ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | カルチャーギャップカナダの小学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

カナダの小学校B〜本読みの大切さ〜

今日は、Literacyレベル(読み書きレベル、通常こちらではKinder、または1年生あたりを指す)におけるリーディング・ライティングの教育方法の一部をお伝えします。

こちらでは、それらを勉強としてではなく、日課として捕らえているようです。

我が家は年末に引越しをしました家
学校を転校するかどうかは、あと3日で冬休みというギリギリの時に決定を下しましたexclamation
急きょ転校することにあせあせ(飛び散る汗)

学校によって、担任によって授業の進め方は大きく異なります。
以前の学校では、朝一番に15分間、大人(送ってきた親やナニーなど)と一緒に本読み本をすることでクラスがスタートしました。

しかし、今の学校では、登校すると、やることがある(通常は昨日のやり残し)人はそれをし、その他の人は、絵を書いたりアート、日記を書いたりメモ、本を読んだり本して、何をするかは生徒に任されています。
やらされているという感覚がまったくないので、生徒の自主性も育ち、いいやり方だなぁ〜とちょっと感心しました。

また、カナダではスプリットクラス(学年が異なるミックスクラス)はごく普通。
新しい学校では、長女(1年生)も2年生とのスプリットクラスに配属されました。
体育や音楽などは一緒ですが、授業内容(英語や算数のテキストや工作)などは、別のカリキュラムで進めているようです。
もともと個人レベルに合わせたカリキュラムのことも多いので、あまり関係ないようです。

2年生と一緒ということだからか連絡帳(自分たちで黒板の連絡事項を写す)へ記入する単語も文の長さも、レベルが高く最初はびっくりしました。がく〜(落胆した顔)
「predicting」「experimenting」「deserve」「postpone」「visualize」なんて言葉がバリバリ書き込まれていて、意味わからず写してるんだろうなぁ〜っと思っていましたが、子供は順応性が高いんでしょう、今では苦痛なくきれいに書いてきますあせあせ(飛び散る汗)
私が連絡帳を見る前にほとんど口頭で通達してくれるので、難しいボキャブラリーも、この意味知ってるexclamation&question
と先生気取りです、最近かわいい

この連絡帳、親と先生とのコミュニケーションブックになっているので、忙しくて学校に迎えにいけない親は、この連絡帳を通じて先生とのコミュニケーションをとっています。
迎えに行く親は、口頭で話をします。

その他、毎日のルーティンワークとしては、ホームリーディングと呼ばれる本読みの宿題(?)があります。
前の学校では、びっくりするくらいの数をこなしていましたが、今の学校では、ひとつの本
をじっくりゆっくり読む、という方式。
その子のレベルに合う本を一冊渡され、読んだあとに、専用ノートに好きなことを書く+親は
別の紙に記録するという作業があります。
子供の思うままにまったく自由ということだったので、長女は、日、曜日、本のタイトル、
感想か絵を毎日書き込んでいます。
感想といっても“It was fun.”程度ですけど。

今度本出版社と学校の共同企画の「Read-thon」(読むマラソン?)が企画されています。この期間に300時間、つまり1日30分本を読むキャンペーンです。
手順は、

1.出版会社の本で欲しいなぁ〜というものをWEBから検索して
  タイトルと値段を書き入れる

2.欲しい本の値段を見ながら、Pledge(注)で集める額を大まか
  に決める。

  (注)Pledge:この場合は、「300時間本を読みます」と宣言して、
親・親戚・知人などのスポンサーから、お金を出
してもらうという約束を取り付けること

3.期間中、親と子供は、毎日何分本読みをしたかを記録する。
  子供の好きなどんな本でもOK。

4.読んだ記録書を見せて、スポンサーと約束した金額をスポンサー
  から集金。

5.ネット検索した本を出版会社の人に集金したお金とともに渡す。
その際、出版社は受け取ったお金の150%分の本を購入できる
権利をその子供に与える(数日間、本の陳列も行い、実際に手
にとって買うことも可能。陳列していない本は、注文すると後
日受け取れる)。

  つまり、スポンサーから$10集めてこれば、$15分の本を購入
する権利が、出版会社から付与される。

6.クラスの集計をして、その集計に応じ、クラスルームにも金額に
  応じた額の本が渡される。本の選択はクラスの担任に任される。

という流れ。
だれにとってもいいシステムだなぁ〜と感心しました目
スポンサーだけはちょっと大変だけど、おもちゃなどを買って与えるより、喜んでお金を出すのではないでしょうか。

ちなみに、このアクティビティーは強制ではなく、参加しないことも選択肢の中にあるので、問題はないでしょう。

さてこの一例からも「読む」ということは、カナダの教育方針の中でとても重要なものと据えられていることがわかります。

子供のころにカナダに移民してきた方に、こういうことを聞いたことがあります。

移民してきたころ、先生に
読むことは大切だ。聞くことは日常の中で自然になされている。しかし、読むことは子供のうちに意識的に習慣づけないと身につかない。だから、とにかく読みなさい、どんな簡単な本でもいいから
と言われ続けました。

確かに、新聞・ネット・本などの重要な情報源はやはり読むことが必要なものばかりです。
その情報を読んで、理解・分析する能力や判断する能力なども読みなれている人であれば培われてるだろうし、活字をそのまま受け取るのではなく、その言葉の裏側をも推測できる能力もまた養われることだろう。


そんなわけで、英語を習得するのに、読むことはとても大事だということexclamation×2
今日から毎日30分、英語の本や新聞を読むことをお勧めしたいと思いますexclamation
私もがんばろっとパンチ
posted by カナダ留学 & ワーホリ アシストチーム  ☆Editorial Director☆ at 00:03| バンクーバー ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | カルチャーギャップカナダの小学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月08日

カナダの小学校@〜日本とカナダの小学校の違い〜

カナダの学校で日本と違う点。あげればきりがないんですが、今日は、思いつくまま違いをあげてみます。
もちろん、学校によって、先生によって異なりますが…。

かわいいいきなり8:40-15:00の学校となる(水曜日だけ13:45終了)

かわいいランドセルはもちろん、おはじきセットや筆箱など何の用意もない

かわいい入学式も始業式もない(だから写真を撮り忘れたexclamation×2

かわいい初日は何時に行けばいいのか、誰も知らない。
旧クラスメイトのお母さん5人に聞いたけど、どのお母さんも「○○ちゃんにも聞いたけど、知らないって。9:00でいいんじゃない?」という返答がほとんど。

かわいい1週目の金曜日午後にようやく、クラスメイトと先生の発表あせあせ(飛び散る汗)

かわいいそれまでは1日中図書館の先生と、臨時先生2名が生徒の世話をキンダーガーデンの部屋でする。それも2クラス分全員一緒に。

かわいい親かナニー(住みこみまたは通いの世話係り)かベビーシッターかガーディアン(カナダでの保護責任者)が送り迎えするので、8:40と15:00の廊下は井戸端会議でかなりうるさく混んでいる。その上、学校前の道は車でいっぱいたらーっ(汗)

かわいい朝、登校したら15分間、子供達のため、送っていった大人が本を読んであげる
(他のクラスを覗いたところ、自分たちで読める年のクラスは、自分たちで本読みをしていた。つまり朝はまずは本読みってこと)

かわいい日本のような教室型でなく、丸机や3人机や2人机が、ランダムにおかれており、生徒の名前(もちろんファーストネーム)がはってあり、そこが席となる。
おそらく数週間か月単位で席替えする様子。

かわいい時間割がない(もちろん、教科書もない)

かわいい教室内に、図書室並の本がある。ブロックや電車セットなど、木でできたおもちゃもある。ちなみに、ブロック(積み木)は、スケールが違う。
4×4(フォーバイフォー)の30cmのものもあれば、高さ30cmくらいの円柱まである。

かわいい宿題(?)として、その子の進捗度に合わせた本を毎日持ち帰る

かわいい絵を書く時間が多いアート

かわいい初日、1人1人の親に向かって、担任が「私がD。○○ちゃんの担任です。よろしく。」と握手をもとめ、かなりフレンドリーぴかぴか(新しい)

次回は、私自身、教室内でのボランティアの様子をお知らせしますexclamation
posted by カナダ留学 & ワーホリ アシストチーム  ☆Editorial Director☆ at 00:05| バンクーバー ☁| Comment(3) | TrackBack(0) | カルチャーギャップカナダの小学校 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。